その声が届くまで

※今日の内容は少し複雑で理解しがたいので何となく感じ取るように読んでいただければ幸いです。

 

少し前まで、私はたくさんの言葉に呪われていた。

 

それら一つ一つは、小さなものばかりだけど、

確実に私の生活を萎縮させ、窮屈にさせていた。

 

行き場をなくした「わたしの本音」はだただ終わることのない我慢をしいたげられ、存在自体を否定され忘れさられようとしていた。

 

ある日バスに乗っていると急に、強烈なモヤモヤという感情音に襲われた。

それは瞬く間にザワザワという音なり、胸のあたりを突き刺す様に、

私は苦しく切なく、つらく言い知れぬ不安に陥った。

 

即席で造られた理性でバランスを取ろうとすれば

それに抗うように更に強くなるので、私は一度静かにその音を聴いてみた。

 

するとザワザワとうい感情音からイライラの感情を感じ取った。

 

さらに深く探ると、それは声が潰れそうになるほどの叫び声に近い「泣き声」だった。

私はこのとき自分の心の泣き声を始めて認識した。

 

それはきっと本当の「限界」を向かえた潜在意識の「わたし」が有意識の「私」に向けた怒り混じりの悲しみのSOSだったんだと思う。

 

初めて、自分自身を蔑ろにし過ぎていた事に実感を覚えた。

 

本当の意味で「わたし」を救えるのも、大切に出来るのも、願いを叶えてあげる事も、「私」にしか出来ないのにね。